学んだことを定着させる、効果的な方法[ジャストインタイム,アクティブリコール,スペースド・リピティション,フェイルファスト,フィードバック,メタラーニング]

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こんにちは、今回の記事は、YouTube動画「How To Remember Everything You Learn(学んだことをすべて記憶する方法)」の内容を紹介し、学習に役立つ7つのコツをお伝えします。この動画は、医学生でありYouTuberでもあるAli Abdaalさんが制作したもので、彼自身の経験や研究に基づいて、効果的な学習法を解説しています。

この動画では、学習する内容を忘れないためには、以下のコツを実践することだと述べています。

  1. マップを発見する
  2. ジャストインタイムで学ぶ
  3. アクティブリコールを使う
  4. スペースド・リピティションを使う
  5. フェイルファストをする
  6. フィードバックを得る
  7. メタラーニングをする

それでは、それぞれのコツについて、もう少し詳しく見ていきましょう。

マップを発見する

学習したいトピックや分野は、ビデオゲームのマップのように考えると良いとAliさんは言います。最初はマップの一部しか見えていないので、どこに何があるのか分かりません。しかし、探検していくうちに、マップの様々なエリアが徐々に明らかになっていきます。

学習するときも、まずはマップの全体像を把握することが大切です。例えば、起業家としてマーケティングを学びたいとしたら、メールマーケティングだけに没頭するのではなく、広告やSEOや口コミやアフィリエイトなど、マーケティングの様々な要素を知る必要があります。そうすることで、自分のニーズに合わせて、どのエリアに深く入っていくかを決めることができます。

マップの全体像を見失わずに、ズームアウトした視点を持つことが、学習の効率と定着に役立ちます。

ジャストインタイムで学ぶ

ジャストインタイムで学ぶというのは、その時点で必要になったことを学ぶということです。これは、将来的に役に立つかもしれないことを学ぶジャストインケースとは対照的です。

Aliさんは、医学生の場合、教科書を暗記するのではなく、まずは病院で患者さんに会って、その後にその症例に関することを学ぶ方が良いと言います。なぜなら、その方が学習の動機が高まり、記憶にも残りやすいからです。

自分の目的や目標に関連することを学ぶことで、学習の効果を高めることができます。

アクティブリコールを使う

アクティブリコールとは、自分の頭の中から答えを引き出すことです。例えば、テストやクイズに答えるときに使う方法です。Aliさんは、この方法が学習において最も重要であると言います。なぜなら、アクティブリコールによって、脳に記憶の痕跡を残すことができるからです。

逆に、パッシブリコールと呼ばれる、教科書やノートを見ながら復習する方法は、記憶にあまり効果がないと言います。アクティブリコールを使うためには、自分で問題を作ったり、フラッシュカードを使ったり、他人に教えたりすることが有効です。

アクティブリコールについては、別の記事で詳しく紹介しています。

スペースド・リピティション(定の間隔を空けて何回も復習をおこなう学習法)を使う

スペースド・リピティションとは、忘れかけたタイミングで復習することです。この方法は、エビングハウスの忘却曲線という理論に基づいています。

忘却曲線とは、学習したことをどれだけ覚えているかを時間の経過とともに表したグラフです。このグラフによると、学習した直後は記憶が高いですが、時間が経つにつれて急激に減少していきます。しかし、復習することで、記憶の減少を防ぐことができます。さらに、復習する間隔を長くすることで、記憶の定着度を高めることができます。

スペースド・リピティションを使うためには、アプリやソフトウェアを使うのが便利です。例えば、AnkiQuizletなどのフラッシュカードアプリがあります。

フェイルファスト(早く、多く失敗する)をする

フェイルファストとは、失敗を恐れずに、素早く試行錯誤することです。Aliさんは、この方法が学習においても重要であると言います。なぜなら、失敗することで、自分の弱点や課題を明確にすることができるからです。

また、失敗することで、学習の動機や興味も高まると言います。フェイルファストをするためには、自分に挑戦的な問題を解いたり、他人にフィードバックを求めたり、自分の成果物を公開したりすることが有効です。

学んだことを共有し、フィードバックを得る

フィードバックとは、自分の学習の成果や進捗に対する評価や意見です。Aliさんは、この方法が学習においても重要であると言います。なぜなら、フィードバックによって、自分の学習の方向性や改善点を確認することができるからです。また、他の人の視点から学んだことを見ることで、新しい発見や理解を得ることもあります。

学んだことを共有する方法

  • 友人や家族に学んだことを説明する
  • ブログやSNSで学んだことを書く
  • 勉強会やセミナーで学んだことを発表する

フィードバックを得るということは、自分の理解や表現を客観的に評価してもらうことを意味します。フィードバックを得ることで、自分の理解の誤りや、改善すべき点などを知ることができます。また、他の人の意見を聞くことで、新しい視点を得ることもあります。

学んだことを共有し、フィードバックを得ることは、学習をより効果的に行うための、とても有効な方法です。ぜひ、これらの方法を参考にして、学習をより充実したものにしましょう。

フィードバックを得ることで得られるメリット

  • 自分の理解を深め、知識を定着させることができる
  • 他の人の視点から学んだことを見ることで、新しい発見や理解を得ることができる
  • 自分の理解の誤りや、改善すべき点などを知ることができる
  • 新しい視点を得ることができる

これらのメリットを踏まえて、学んだことを共有し、フィードバックを得ることを積極的に行うようにしましょう。

メタラーニングをする

メタラーニングとは、学習そのものについて学ぶことです。つまり、学習の目標を設定し、計画を立て、実行し、振り返り、改善する方法について学ぶことです。Aliさんは、この方法が学習においても重要であると言います。なぜなら、メタラーニングによって、自分にとって最適な学習法や学習スタイルを見つけることができるからです。

メタラーニングには、次の3つの要素があります。

  • 自己認識:自分の学習スタイルや学習の目標を理解すること
  • 目標設定:学習の目標を明確にすること
  • 戦略的計画:学習目標を達成するための戦略を立てること

自己認識とは、自分の学習スタイルや学習の目標を理解することです。例えば、自分は視覚的に学習しやすいのか、聴覚的に学習しやすいのか、あるいは動的に学習しやすいのかを把握することで、自分に合った学習方法を探すことができます。また、学習の目標を明確にすることで、学習のモチベーションを高めることができます。

目標設定とは、学習の目標を明確にすることです。目標を具体的に設定することで、学習の方向性を定めることができます。例えば、新しい言語を学ぶ場合は、会話ができるようになる、TOEICで○○点を取るなど、具体的な目標を設定しましょう。

戦略的計画とは、学習目標を達成するための戦略を立てることです。学習目標を達成するために、必要な知識やスキルを把握し、それらを身につけるための計画を立てましょう。例えば、新しい言語を学ぶ場合は、文法や単語を学ぶ、会話の練習をするなど、必要な学習内容を整理し、計画を立てましょう。

メタラーニングを意識することで、学習の効率を高め、学習の効果を最大化することができます。ぜひ、これらの要素を意識して、メタラーニングを実践してみてください。

終わりに

以上が、YouTube動画「How To Remember Everything You Learn」の内容と、学習に役立つコツの紹介でした。この動画は、学習に関心のある方にとって、非常に参考になると思います。

  • マップを発見する
  • ジャストインタイムで学ぶ
  • アクティブリコールを使う
  • スペースド・リピティションを使う
  • フェイルファストをする
  • フィードバックを得る
  • メタラーニングをする

これらのコツを使って、効果的な学習を楽しんでください。動画の中では、これらのコツに関するさらに詳しい説明や例が紹介されていますので、ぜひご覧になってみてください。

それでは、また次回のブログでお会いしましょう。ありがとうございました。

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