適応障害になりやすい人の特徴とは?無理をすることの危険性について
最近、「自衛隊メンタル教官が教える 心の疲れをとる技術」という本を読みました。この本では、自衛隊でメンタルヘルス指導を行っている著者が、心の疲れをとる方法をわかりやすく解説しています。
適応障害になりやすい人の特徴として、以下のようなものがあります。
- 真面目で責任感が強い
- 完璧主義で徹底的にやらないと気が済まない
- 人からの評価が気になる
- 繊細で感受性が強い
- 人に相談したり頼ったりすることが苦手
私は、これらの特徴にピタリと当てはまりました。
私は、仕事やプライベートでも、完璧を目指して頑張ってしまう傾向があります。そのため、失敗やミスを恐れて、無理をしてストレスを溜め込んでしまうのです。
最近は、仕事でミスを連発し、人間関係にも悩んでいました。そんな時に、この本を読んで、自分の状態を客観的に見つめ直すことができました。
このブログでは、無理をすると起こること、無理をしない方法などについて自分なりの解釈で解説したいと思います。
無理をすると人間は壊れる
私たちは日々、様々なことに挑戦しています。仕事や勉強、家事や趣味、人間関係や自己啓発など、目標を持って努力することは素晴らしいことです。しかし、その努力が自分の限界を超えてしまうと、どうなるでしょうか?
道具に無理に力を入れると壊れてしまうように、人間も無理をしすぎると心身のバランスが崩れてしまいます。ストレスが溜まり、気分が落ち込み、やる気がなくなります。これが長く続くと、うつ病や自殺の危険性が高まります 。
私たちは自分の命を大切にしなければなりません。無理をしないで、自分のペースで生きることが大切です。自分の能力や環境を客観的に見て、無理のない目標を設定しましょう。そして、努力したら自分を褒めてあげましょう。自分のことを好きになることが、幸せな人生の第一歩です。
無理をしている自覚がない人の特徴
無理をしていると、心身に負担がかかり、精神疾患や身体疾患の原因となる可能性があります。そのため、自分の限界を知り、無理をしないようにすることが大切です。
しかし、無理をしている自覚がない人も少なくありません。そのような人は、以下の特徴を持っていることが多いようです。
- 適応する能力が高いため何とか状況をコントロールしようと努力する傾向
- モチベーションが高く、目標達成や仕事を続けることに対する意欲が強い
- 時間の感覚が鈍く、無理を感じにくい傾向
- 社会的な期待や他者への配慮が強い
- 自分の能力や限界を認めにくい
- 頑張っている自分が好き
子供のころから努力家だった人は、努力すれば何でも突破することができると思ってしまうが、大人になるとそうは行かない場合が多い。
無理をしている自覚がない人は、まずは自分の状態を客観的に見つめることが大切です。そのためには、信頼できる人に相談したり、カウンセリングを受けたりするとよいでしょう。
無理をし続けると起こること
- 身体症状:
- 頭痛やめまい
- 食欲の変化(食欲増減) 甘いものを食べすぎたりする
- 疲労感や倦怠感 常に疲れていて怠い。
- 不眠症や睡眠障害
- 心理症状:
- 過度の不安や恐怖感
- 感情のコントロールができない 怒りや涙が抑えられない
- 抑うつ感や沈んだ気分
- 自尊心の低下や自己評価の低下
- 集中力の低下や決断力の低下
- 緊張感や不安感
- 社会的機能への影響:
- 仕事や学校、日常生活の遂行に支障が出る
- 社交活動や人間関係において避ける傾向がある
- 社会的な引きこもりや孤立感
- 行動面の変化:
- 逃避行動や回避行動が増加
- 執着や依存的な行動が増える
- 過剰な自己要求やパフォーマンスへのこだわり
- 意欲の低下や興味喪失
無理をしないようにする方法
短期の目標を追わない
無理なく、長い目で見て着実に目標を達成していくスタンスがおすすめです。
短期目標の追求がもたらすデメリットは次の通りです。
- 無理なスケジュールで体を壊したり、モチベーションが低下することがある
- 目標に到達できなかった際に、自己嫌悪や挫折感に苛まれることも
- 短期的な達成感に留まり、大局的な目標を見失うリスクがある
逆に、長期的な視点で目標を見定めると、以下のような利点を享受できます。
- 適切なペースで取り組むことで、健康やモチベーションを守りやすい
- たとえ失敗しても、長期的な計画があれば立ち直る力が生まる
短期目標に囚われずに済むためには、次のアプローチが役立ちます。
- 長期にわたる目標をはっきりとさせる。
- それを成し遂げるための短期目標を設ける。
- 実現可能な範囲で短期目標を定める。
- 目標達成のための計画を練る。
- 予定が狂った際には、柔軟に対応する。
これらを意識することで、無理なく目標を達成し、心身の健康を保ちつつ、長期的な進歩や成功を目指せます。
「短期目標に囚われず」を心がけることで、健康を損ねることなく、目標に向かって進むことができるのです。
時間が来たら心身の調子が良くても仕事をやめる。
仕事を終える時刻を事前に設定することは、過労を防ぎ、バランスの取れた生活を送るために重要です。時間が来たら、たとえまだ体調が良くても、仕事を中断する勇気が必要です。これにより、リフレッシュするための時間や、家族や趣味に費やす時間を確保することができます。
また、労働時間の終了を厳守することで得られるメリットは、働く時間と休む時間の明確な区分けです。これによって、次の日の仕事に向けて心身をしっかりと休めることができ、長期的には生産性の向上にもつながります。
仕事の終わりを決めることで、自分自身に対しても責任を持つことができ、無理なく健康的なワークライフバランスを保つことにも役立ちます。仕事と私生活の境界をしっかりと設けることで、仕事の質も生活の質も向上させることができるのです。
まとめ
今回は、適応障害になりやすい人の特徴や、無理をすることの危険性についてお話ししました。
無理をしていると、心身に負担がかかり、精神疾患や身体疾患の原因となる可能性があります。そのため、自分の限界を知り、無理をしないようにすることが大切です。
また、無理をしている自覚がない人も少なくありません。そのような人は、ぜひ今回のブログを参考にして、自分の状態を客観的に見つめなおしてみてください。
適応障害は、誰にでも起こり得る精神疾患です。無理をしてストレスを溜め込まないように、自分の限界を知り、適度に休息を取ることが大切です。
無理をしている自覚がない人は、以下の特徴を持っていることが多いようです。
- 完璧主義
- 責任感が強い
- 人に頼るのが苦手
- 自己肯定感が低い
もし、以下の症状に当てはまる場合は、無理をしている可能性を疑ってみましょう。
- 頭痛や肩こりなどの身体症状
- 眠れない、眠りが浅いなどの睡眠障害
- 気分が落ち込む、不安感や焦燥感などの精神症状
無理をしている自覚がない人は、まずは自分の状態を客観的に見つめることが大切です。そのためには、信頼できる人に相談したり、カウンセリングを受けたりするとよいでしょう。
また、無理をしないようにするには、以下のことに気をつけましょう。
- 自分の限界を知る
- 適度に休息を取る
- 人に頼る
無理をしないように心がけることで、心身の健康を維持することができます。